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11/16 秋の野鳥観察会「シギ・チドリのなかまたち」を実施しました。 [イベント]

去った11月16日(日)は、秋の野鳥観察会「シギ・チドリのなかまたち」を行いました。
先週に引き続き当日は良い天気に恵まれ、絶好の観察日和となりました。

今回の講師をお願いしたのは、現在、うるま市立石川中学校で教諭として勤めていらっしゃる原戸鉄二郎さんです。

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原戸さんは教師のほか、野生生物学会や沖縄野鳥の会の会員でもあります


観察会の冒頭、原戸さんが用意してくださった野鳥の写真を見ながら、シギ・チドリを中心に野鳥について少し予習を行いました。

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水辺のバレリーナ「セイタカシギ」、今年も三角池には多数飛来していますが、漫湖には何羽きてくれるでしょうか?


そのスライド中には、昨年、釣り糸被害で負傷したクロツラヘラサギの保護する瞬間の貴重な映像などもあり、それらのスライドを通して、湿地を利用する水鳥が直面している様々な問題について解説していただきました。

干潟のゴミや釣り糸による負傷事故や、埋め立てや環境の変化などによる干潟の減少など、漫湖が抱えている問題と重なる部分もあり、とても興味深い内容でした。


スライドを見た後は、参加者それぞれに双眼鏡と図鑑を貸し出し、とよみ大橋に出かけました。

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橋の上は風が強くて、とても寒かったです…


この日はちょうど上げ潮の時間帯にあたっていて、メインのシギ・チドリのなかまたちもたくさん観察できました。はじめは、ちょこちょこ動き回るシギチをなかなか見つけられない参加者の皆さんも、段々目が慣れてくると、小さいお子さんでも自分で探せるようになっていました。

しばらくとよみ大橋の上から観察してると、突然、鳥たちが一斉に飛び立ちました。
まさか!?と思って探してみると…、やっぱり!!ハヤブサです。

目の前で行われるハンティングの様子に参加者全員大興奮です。
残念ながらこの時は狩りに失敗していましたが、野生の生の姿が見られてラッキーでした。

ハヤブサが登場してくれたおかげ?で、マングローブに隠れて見えにくくなっていたクロツラヘラサギも表に出てきてくれました。

この日は望遠レンズを持っていなかったので鳥の写真が取れなかったのですが、
どうにかクロツラだけでも…と思い、望遠鏡に一眼をくっつけて力技で撮ってみました。

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写真は見られたもんじゃありませんが、一応クロツラ2羽がアオサギに交じって確認できます


とよみ大橋での観察の後は、木道に移動。
木道からは間近でサシバが観察できたほか、今年漫湖では初認のシロハラの鳴き声も聞けました。
そのほか、鳥たちの餌となるカニやトントンミーの観察とマングローブについても解説してもらいました。

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ちょうど近くにアカアシシギがいたので、みんなで観察しています


当日は晴れて太陽も顔を出していたのですが、気温が低かったせいか残念ながらカニはほとんど出ていませんでした。

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所々、トントンミーが巣穴から顔を出していました


最後に、今日観察できた鳥をみんなで確認する鳥合わせを行いました。
以下、この日の観察記録です。

ミサゴ、ハヤブサ、サシバ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、ムナグロ、シロチドリ、トウネン、アカアシシギ、アオアシシギ、ダイシャクシギ、チュウシャクシギ、イソシギ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ハクセキレイ(19種)+バリケン


実は今回、野鳥の釣り糸被害について番組で取り上げるということで、OTVのテレビ取材が入っていました。
当日の取材の様子は、11/20木曜日頃の夕方のニュースで放送予定だそうです。
観察会に参加された皆さんは、ぜひチェックしてみてくださいね。

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