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8/1 稚樹抜きチャレンジ [湿地センターの仕事]

8/1(土)今日から夏休みですね!

今日は以前から気になっていたマングローブの稚樹抜きを行いました。

マングローブは二酸化炭素を吸収したり、マングローブが好きな魚やカニのすみかになります。
一方で、開けた干潟が好きなカニや干潟でエサをとったり休んだりする鳥も多いです。

マングローブ林が多くなりすぎると干潟が好きな生きものが利用できる場所が減ってしまうので、漫湖では年に数回稚樹抜きが行われています。

今年は稚樹が多いなと思ったので、先週、稚樹の密度を記録してみました。
そちらをまずご紹介します。

調査方法は超簡単。
1mの折尺2本とGPS、カメラを使って稚樹が1mの枠の中に何本生えているかを記録しました。

s-codo.jpg
1mの折尺を縦と横に置きます。

結果は・・・。
地点によりバラつきがありましたがモニタリングフィールドで1m2当たり2本~6本でした。
平均4本/m2程度でした。

多いです。本当に抜けるのでしょうか。

では、いよいよ本日の稚樹抜きの様子です。
まずは観察台へ向かってのゾーン。

s-kansatudai.jpg
う~ん。たくさんありますね。ガタスキー(ボディボード)で移動して・・・。

何とか抜きました~。

s-A_kansatudai.jpg
▲After

次は、最近漫湖で分布拡大しているヤエヤマヒルギの近く、通称ヤエヤマヒルギゾーン。

s-yaeyamazon.jpg
写真左側にヤエヤマヒルギの稚樹がちらほらあります。見えますか?

s-P8016114.jpg
ここは泥が軟らかいです。

s-P8016138.jpg
腕がはいります。(ゴミがあると危ないので良い子は真似しないで下さい。)

s-yaeyama.jpg
よ~く見るとヤエヤマヒルギの母樹にキュウリみたいな胎生種子がたくさんついています。
またすぐに胎生種子が干潟に供給されそう[あせあせ(飛び散る汗)]

s-yaeyamamin.jpg
密ですよ~。

s-nekko_yaeyama.jpg
ヤエヤマヒルギは根っこが長くて超抜きにくかったです。(「大きなカブ」という絵本を思い出してみてください!)

稚樹抜きワンポイント[ひらめき]
横に稚樹を倒しながら力を入れるのがコツ

抜けました~。

s-a_yaeyamazone.jpg
▲After

最後にとよみ大橋側からセンターに向かってのゾーン。

s-P8016121.jpg
▲Before 他のところに比べて地面が少し固いです。

s-tonton.jpg
トントンミーの巣を壊さないように移動しつつ・・・。

抜けました~。(疲れ度60%)

s-a_center.jpg
▲After

とよみ大橋の下にも稚樹がたくさん広がっていました↓

s-hasi.jpg

こちらも気になりますが暑くなってきたので安全第一。今日はここで終了です。

今日抜いた稚樹は1時間半で300本ぐらいだと思います。
ほとんどメヒルギ、10本ほどヤエヤマヒルギ、2本オヒルギがありました。

最後に干潟にセットしていたレコロ(インターバルレコーダー)を回収しておしまい。
レコロは上手く撮れていたらFacebookなどにアップしま~す。

それまでは過去の動画でお楽しみください!

◇レコロで撮ってみたヤエヤマシオマネキの穴@漫湖
https://www.youtube.com/watch?v=_aPpOgHRzls

◇レコロで撮ってみたイトカケヘナタリなど@漫湖
https://www.youtube.com/watch?v=_arBt3KgP_o&list=PLxNPh_DTomVvW1_bO5gjs_-FNQYIO_3SX&index=4&t=0s

(おまけ)レコロって何?という方へ

s-rekoro.jpg
▲レコロ(2012購入)こういうのをエモいというのでしょうか?

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