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11/9 しぜんとああとワークショップ その① [イベント]

秋晴れの清々しい一日の始まり。11月9日(日)は、台風で延期になってしまった2つのワークショップをそれぞれ実施しました。今日はそのワークショップの様子をまとめてお伝えします。

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今回は晴れて良かったです。

午前中に実施した「おとことば・さまことば・おのまとぺ」は、簡単に説明すると「耳から聞こえてくる自然の音や、目に映る生きものの動きなどを自分の言葉で表現してみよう」というワークショップです。今回は集めた言葉で詩を作ってみました。

このワークショップは前半と後半に分かれていて、前半は参加者全員で聞こえてくる音を集めて、みんなで一つの詩をつくる作業をしました。

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目を閉じて耳を澄ますと、いろんな音が聞こえてくる

聞こえてきた音を全部集めて、感じたことなどを間に入れるととてもステキな詩が完成しました。

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「まんこのまんなかで みみをすますと きこえるきこえる~」

後半は、グループに分かれて木道を散歩しながら、今度は聞こえてきた音だけでなく、目に映ったものも言葉にして集めていきます。

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ぽかぽか陽気に爽やかな風が気持ちよかったです

最初の作業でやり方を覚え、詩をつくる楽しさを知ったこどもたちは、木道に出ると感性のスイッチがON!聞こえてくるもの見えたものをどんどん言葉にして集めていきます。

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ボランティアの大学生のお兄ちゃんと一緒にことば集め

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あっちにはちょうちょが飛んでるよ!

集めた言葉は紙をはみ出すくらいいっぱいに!
その中から詩に使う言葉をじっくり選びながら、そして感じたことも織り交ぜながら、こどもたちは詩を作っていきます。

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自分が見たカニはどれだったか図鑑で真剣に探している子も、

そして子どもたちの詩が完成!! その小さな詩人のステキな作品を少し紹介しますね。

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覚えたてのひらがなが味になってます。

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まだ文字が書けない子どもでも、大人が一緒ならちゃんとつくれます


今回、講師をお願いした玉城きみ子先生は、元小学校の校長先生で国語が専門でした。現在は琉球大学で、将来教師になる学生を相手に教鞭をとられています。この日はその学生さんたちもボランティアで参加してくれました。

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玉城先生の話し方はとてもゆったりしていて、すぅ~と心に響いてきます。


今回のワークショップはとてもシンプルなものですが、このシンプルな作業が、実は感性や表現力を磨くのに最適なんです。

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こどもたちは楽しそうに詩を作っていました

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「また詩をつくりたい!」と目をキラキラ


言葉の響きやリズムなど、擬音語や擬態語の豊かさは日本語独特で、それらの多くが自然の有り様から生まれた美しい言葉と言われています。
低学年のうちにそれらの言葉に触れ、身に付いた豊かな語彙力は、「考える力」の大切な土台にもつながると考えられています。

センターでも漫湖の普及啓発を機会に、自然を通して子どもたちにもっとステキな教育ができないか?と、日々模索しています。今回のワークショップもその一環で行いました。

身近な自然でいつでもできる遊びなので、ぜひ一度家族でも試してみてください。



午後のワークショップはその②でお伝えします。



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