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9/21 木道で見つけて楽しむ [日々の様子]

頬にあたる風が心地よくなり、季節の変わり目を感じる今日この頃。
木道での生き物観察も、暑い日差しを気にせずゆっくり楽しめるようになりました。

夏休みから続いていた慌ただしさも、ようやくひと段落したこともあり、
久しぶりにカメラ片手に、ブログネタを探して木道を歩いてみました。

まず、最初の曲がり角で見つけたのはイボタクサギの花。
木道周辺では、5月下旬頃から花が咲きはじめますが、今もまだ咲いてます。

IMG_0136-001.JPG
白い花と長く伸びた紫色のおしべとめしべが印象的です

普段は花ばかりに目を向けていましたが、今日はじめて種を見つけました。

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花の大きさに対しては思った以上に大ぶりで丸い種でした

あまり意識したことありませんでしたが、この時期に種をつけてるんですね、
いや~新しい発見です。

しばらく進むと、シオマネキがたくさん観察できるゾーンへ到着。
いつも子どもたちが一生懸命カニを観察しているところですね。

そこで立ち止まって観察していると、シオマネキに交じって小さいカニが…

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皆さん分かりますか~?

左下の巣穴の横に、ハサミの白い一際小さいカニが見えます。ツノメチゴガニです。

甲羅の大きさは7~9mm程度なので、じっくり探さないと見つけられませんが、
干潟をしばらく眺めていると、ツノメチゴガニが振り上げた小さな白いハサミが、
まるでカメラのフラッシュのように、チカッ、チカッと瞬いているのが見えてきます。

名前に「ツノメ(角目)」とあるように、目の先に角状の突起があるのが特徴です。

IMG_0152-001.JPG
写真のピントが甘いですが、目の先のツノが分かるかな~?

木道でカニの観察に慣れてきたら、
ツノメチゴガニのような目立たないカニに注目するのもオススメです。

続いて、カニネタをもう一個

ノコギリガザミがドロアワモチを捕食するシーンです。

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両方のハサミでドロアワモチをしっかり挟んでいます

干潮時に干潟の上をノコギリガザミが歩いていることはほとんど無いのですが、
今日は珍しく変な動きをして歩いているなぁと思って見ていました。

そしたら案の定、
その変な動きは、ドロアワモチを捕まえようとしてにじり寄っているところでした。

動きも遅く、なんの防御策も持たないドロアワモチにとっては、
ノコギリガザミに狙われた時点で成す術がありません…。

ノコギリガザミの捕食シーンはなかなか見られないので、
こういう場面に出くわすと、すごく得した気分になります。

最後は、干潟の人気者トントンミーです。

トントンミーが巣穴から顔を出すのは定番のポーズですが、
少し角度を変えて見てみたら、いつもとは全く違う表情が見られたので撮りました。

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ほぼ垂直に空いた巣穴に対して、自分の体を支えるために胸ビレを使っています

巣穴から顔を出すトントンミーをいつも可愛く眺めていましたが、
見えないところで一生懸命頑張っていたんですね。

腹ビレを上手に使って体を支えているのは知っていましたが、
胸ビレをこんな風に使っているとはビックリです。

リオオリンピック、体操競技の余韻が残っていたのか、
私には、胸ビレを左右にピンと伸ばすトントンミーの姿が、
吊り輪の力技「十字懸垂」をしている体操選手の姿と重なりました。

こんな風に、自分なりの「観察のポイント」や「面白いツボ」を見つけて
木道をゆっくり歩いてみるのも楽しいものです。








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